基本的にブランドの運営に関わるすべてのことが私の業務領域です。
店舗の運営自体はマネージャーに任せているので、それ以外の部分、つまり主に商品に関してのマネジメントはすべて見ています。商品企画担当者とトレンドなどについて打ち合わせを繰り返しながら、当ブランドが目指すべき方向を見定め、どんな系統のアイテムをどれくらい準備するかを提案し、企画します。そういった商品手配(バイヤー、MD業務)に関わる一切が、ブランドマネージャーとして最もウェイトを置く部分です。
そのほかにも在庫管理、web、数値管理、もちろんスタッフのマネジメント管理も私の仕事です。
販売がP&Mの本分ですので、数字目標があることは当然です。例えばブランドマネージャーではなくても、ショップマネージャーには店舗の数字目標がありますし、販売員スタッフそれぞれに個々の目標もあります。どこまでいっても数字が伴うことは事実です。
とはいえ、P&Mは他社と比較してもそこまで数字にシビアではない気がしますね。私の経験的にも、数字を押し付ける会社という認識はありません。
どちらかと言うと、かなりお客様第一主義です。数字は二の次で、お客様に何か不利益がある方が良くない、という社風です。お客様に心から喜んでいただくことが数字へとつながっていくと思っています。
すごく根本的な話になりますが、やっぱり大好きな服に関わっていられることが楽しいですね。
元々服が好きで、大学時代からアパレルの仕事に関わっていました。当時はメンズブランドで働いていたのですが、トレンドはレディースから流れて来ていると感じ、レディースに興味を持ったことがP&Mを志望するきっかけになったので。
新人からはよく「洋服の縫製とか生地のことも学んだ方が良いですか?」など聞かれるのですが、そんな知識はとりあえず必要ありません。ただ、服が好きであり続けてくれれば良いのかな、と思っています。服への愛と好奇心があれば、自分があまり着ないジャンルの服にも目を向けられますし、それが新しい発見にもつながると思います。
まずはCheekをP&Mの第三の柱にすること。これが最優先事項ですね。
私はそもそも上昇志向が強い人間です。正直P&Mは大企業ではありませんが、だからこそトップまでどんどん昇り詰めることができるはずと思い、志望しました。そして地道な日々の積み重ねを経て、ありがたいことに今ブランドマネージャーとしてある程度のジャッジ権を与えられています。その立場とキャリアを駆使して、現在5店舗展開中のCheekをさらに拡充していくことが、目下の私の何よりの目標です。
同じ働くなら、上を目指したいです。現在の上司は営業部長なので、まずはそこを目標にがんばります。
生意気でちょっとナルシストですかね(笑)。
でも仕事熱心で、知識と経験に裏付けされた合理性と柔軟性はすごいと思います。仕事に対して熱い人だから行動力も並外れていて、ビジネスパーソンとしての能力と人間力でブランドをぐいぐい引っ張っていると感じますね。かつ、周りへの気遣いもできるナイスガイです。
私もマネージャー職に就いていますので、やはり目指すべきはスペシャリストよりもジェネラリストですね。
広くこのアパレル業界で勝ち抜くための知識や経験、そして感性。すべてのジャンルに苦手意識を持たず、磨き続け、鍛え続けること。日々準備を怠らないことだけが、あらゆる方向から来る仕事を高いレベルでこなすためのたった一つの条件だと思います。